先ごろ、無痛分娩後に妊婦さんが急変して、死亡に至るケースや重い障害が残ってしまうなど、無痛分娩に関するニュースがたびたびニュースになっていました。

これを受け8月1日には、厚生労働相が無痛分娩の重大事故が続いていることから、産科麻酔の専門家らによる厚労省研究班を、今月中に動かし対策を検討、安全体制を強化する方針を表明しました。

 

私も3人の子供を産みましたが、自然分娩で出産しました。

もちろん無痛分娩という言葉は聞きましたが、それを利用しようとは露ほども思いませんでした。

安全な無痛分娩のための対策ということですが、そもそも安全な無痛分娩とはどういったものなんでしょうか?

 

無痛分娩とは何か。

出産時の陣痛を緩和して楽に出産できる方法です。

痛みが全くないことではありませんし、手術の麻酔のように感覚を含め何も感じないわけでもありません。

出産するには子宮の収縮を感じていきまなければいけませんから、分娩の進行を妨げないようにするために、足が動かせる程度の薄い濃度の局所麻酔薬を使用します。

子宮が収縮するのがわかりますが、痛みは一番痛いときの約3分の1以下ということですから、がまんできないほどの痛さではではない、ということです。

 

無痛分娩の方法 

無痛分娩の代表的な方法は、背中から針を刺し、「硬膜外腔」という場所に細い管(カテーテル)を入れて、そこから局所麻酔薬を投与する「硬膜外鎮痛法」がよく行われています。

また、急変時にそなえての医師などの人手の確保、救急のための物品(人工呼吸のためのバッグバルブマスクや命に関わる不整脈を治療するAEDなど)や、薬剤(エピネフリンなど)の準備は常識といえるでしょう。

分娩中の急変のそなえてどう対応するのかなどを、定期的に訓練しておくことも事故が起こった時に大切なことでしょう。

 

私の出産した病院では。

帝王切開をするときでも基本的には計画的に行うものですから、人でもそうですし母親や赤ちゃん用の集中治療室などに空きがない場合は、手術を行わないのが普通でした。

では、どうして事故に至ったんでしょうか?

 

事故の原因とは

ニュースで見ていると局所麻酔薬が

「血管内に入ったことによる局所麻酔薬中毒」

または

「くも膜下腔に入ったことによる全脊髄くも膜下麻酔」

このような合併症が発生した可能性が高いそうです。

まれに起こるらしいのですが、どうして何人もの妊婦さんが死亡したり重い障害が残ったりしてしまったのでしょう。

無痛分娩のカテーテルは「硬膜外腔」に入れますが、硬膜外腔のまわりには血管があります。

少しでも針が深く入ると硬膜を破り「くも膜下腔」に到達するそうです。

血管やくも膜下腔にカテーテルが入ってしまうことは、一定の確率で発生してしまいます。

でも、通常、薬液を投与するたびにカテーテルを吸引し、血液や髄液が逆流しないことを確認。

薬液の投与も少量ずつ行い、意識状態、血圧、心拍数、酸素飽和度、心電図などを観察するそうです。

もし、血管内やくも膜下腔に局所麻酔薬が入ってしまったとしても、少量の投与で異変に気づいて対応すれば、問題なく出産できるんです。

万が一、呼吸が止まったり、血圧がひどく下がって、心肺停止になった場合は、直ちに心臓マッサージや人工呼吸をします。

また、妊婦さんの急変に対応し、速やかに帝王切開を行えることも病院としては必須の準備態勢の一つといえます。

事故が起きたのはいずれも診療所で、産科医が麻酔を行って麻酔後に注意深く監視する体制はとられていませんでした。

 

出産経験者としては

痛みが少なくて出産ができるのは喜ばしいことですが、私の経験からいうと自然分娩は「我慢できない」ものではありません。

痛みを我慢できるできないは個人差のあるものだとは思います。

しかし、この痛みも自分の子を産む母親になる第一歩として、必要な痛みではないかと思います。

でも出産の仕方は多様であり、高齢出産も多くなった今日では自然分娩にしましょう!というつもりはありません。

ですが自分の出産の仕方を考えた時、どんな医療機関で出産するのか。

どんな体制がとられている医療機関なのか、しっかりと調べておく必要はあるでしょう。

 

まとめ

昔から世界中の妊婦さんが陣通に耐えて出産しているので、多くの人にできることと思える方は、トラブルがなければ陣通を経験してみるのもいいかと思います。

何よりも無事に子さんに出会えることが一番ですので、妊婦さんにはいい出産をしてほしいですね。

最後までお読みいただきありがとうございました(*^-^*)

スポンサードリンク

</aside >