重水とはどんなものなんでしょうか?

今日のニュースで、京都大学の原子炉実験所(大阪府熊取町)で放射性物質を含んだ重水がタンクから漏れるトラブルが9月にあったことを発表しました。

単純に放射性物質が含まれている水ということなんでしょうか?

関西在住の方々にとっては「へえ~そんなことがあったんだ」では済まされないと思うのですが、もう12月ですよ!

 

報道では8月に運転を再開した研究用原子炉「KUR」(出力5000キロワット)から、性物質を含んだ重水が漏れたが、重水は施設内にとどまっており、環境への影響はないとしています。

 

        京都大学の原子炉実験所   出典:熊取町HP

 

詳細は、9月20日に中性子線を照射する設備で放射線の減速材として使われる重水が約100ミリリットル漏れていることが判明。

その後の運転を取りやめ。

配管接続部分のボルトの締め付けが不足していた可能性が高いことが分かって対策は当然取られています。

 

 

そもそも京都大学の原子炉実験所という施設があるなんて、今日まで全く知らなかった・・・。

勉強不足な私は、重水と関連してこの施設についても調べてみました。

 

 

★彡京都大学原子炉実験所

昭和38年に「原子炉による実験およびこれに関連する研究」を行うことを目的に、全国の大学の共同利用研究所として京都大学に附置。

京都大学研究用原子炉(KUR)臨界集合体実験設備(KUCA)の利用を中心に実験研究を行っている。

 

KURは日本唯一の大学附置中型熱中性子研究炉で、単独の大学が所有する研究炉としては世界でも大きなもののひとつです。

 

日本原子力研究開発機構に所属する研究炉や大強度加速器中性子源(J-PARC)といった中性子源は、国家戦略に基づいて世界最大級を実現することでその役割を達成しています。

しかし、KURは大学に附置されたものとして、学術・教育における基礎基盤的役割を果たしてきました。

 

こんな施設があったなんて驚きですが、確かに研究無くして開発はありませんから、当然と言えば当然ですよね。

 

 

★彡研究用原子炉(KURとKUCA)の再稼働

再稼働という言葉も気になったのですが、しばらく停止していたようなんですが、何か問題でもあったのかと思い調べてみると。

 

東日本大震災が起こったことが原因でした。

この震災により福島第1原子力発電所で事故が発生するという深刻な事態になった結果、当然のことですが日本の原子力発電所等の安全が全面的に見直されることになりました。

 

東日本大震災を機に、非常に厳しい規制が実施されることになり、その新規制への対応のため、兄弟の研究炉だけではなく、日本の全研究炉が長期停止することになったんですね。

 

平成29年4月に近大の研究炉が再稼働をはじめ、京大のKUCAも6月に、KURも8月に利用運転の再開を行うことになったそうです。

 

 

★彡重水とは

 
重水素原子または重酸素原子を含む水で、一般には重水素(ジュウテリウム)と酸素とから構成される水のことで、原子炉の中性子減速材に用いられています。

 

 

重水素または重酸素を含む水はすべて重水というべきであるが,通常は酸化重水素 D2O のことをさす。

電解速度は水の数分の1であるから,水の電解残液の中には重水が濃縮される。

重水の製造はこの現象を利用したもので,通常は水酸化ナトリウムが分別電解される。

融点 8.82℃,沸点 101.42℃。塩に対する溶解度も水と異なる。化学的には水に比べて反応性に乏しい。

生理的には重水濃度が高いと生体に阻害作用が現れ,高等動物や植物は正常の呼吸や炭酸同化作用を行うことができず死にいたる。

重水は中性子を吸収することが少いので,原子炉の中性子減速材として重要である。 

                              出典:コトバンク

 

★彡まとめ

重水はちょっと難しかったですが、人体には害のある物質のようですから、外に漏れださなくて良かったです。

しかし、これも真実であるならばですが・・・。

 

今年は信頼性のあると思っていた企業が、様々な隠ぺいをしていた事実が発覚し、大企業不信に陥るような一年でした。

 

京大は国立大学ですが。なんとなしに不安に思うのが実際です。

電気がなければ生活ができないのが現在の人類であるわけですから、危険の少ないエネルギーの開発がどんどん進むと嬉しいですね。

原発は今後とも長期的に気になるワードですね。

 

最後までお読みいただきありがとうございました(*^-^*)



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